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優れた家庭医・プライマリケア医になるための画期的なトレーニング、
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あまりにも分かりやすくてすみません、問診のノウハウを全部伝授します。
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家庭医・プライマリケア医のための 「IMPACT」 家庭医・プライマリケア医のための 「IMPACT」・申し込み 家庭医・プライマリケア医のための 「IMPACT」・開催スケジュール 家庭医・プライマリケア医のための 「IMPACT」・どうして必要なの? 家庭医・プライマリケア医のための 「IMPACT」・3つの特徴 家庭医・プライマリケア医のための 「IMPACT」・サンプル症例に挑戦!!! 家庭医・プライマリケア医のための 「IMPACT」・参加者の声 IMPACTの特徴は大きく分けて三つあります
1 実践的コミュニケーションスキルを学ぶ IMPACTでは日本の一般的に行われているOSCEよりも細かくコミュニケーションチェックポイントを設けています。およそ18項目にわたる医療面接でのコミュニケーションポイントがあります。医療面接では短い時間の中で良好な医師患者関係の構築が求められます。今までの医学教育ではこれは経験によって培われるものと信じられ、あまり強調されてきませんでした。 実際に患者を何十回、何百回と医療面接をしてはじめて身につくコミュニケーションスキルがあるのも事実です。しかし、基本的なコミュニケーションスキルを医学生、研修医のうちから身につけられるよう教育していく試みが欧米で研究されています。 その結果、基本的コミュニケーションスキルは学ぶことによって身につけられることが証明されました。 IMPACTではこの基本的なコミュニケーションスキルを身につけることを目標にしています。それは比較的短期間で練習することによって身につけられるからです。また、これらは医療面接を適切に行う上で必要最低限のスキルです。 残念なことに多くの日本の医師はこの最低限のスキルすら身につけていません。なぜでしょうか、その理由の1つはこのような教育を今まで受けてこなかったからです。 しかし、それでは一向に話が進みません。コミュニケーションスキルは文化的地理的背景の違いによって当然変わってきますが、IMPACTではそのもっとも基本的な部分(欧米でも日本でも適当と思われる)を身に着けることに目標にしています。 だれでも元来コミュニケーションスキルは持っています。しかし、医師としてよりハイレベルなコミュニケーションスキルを獲得することは医師患者関係を良好に保つ上では欠かせません。 IMPACTでは模擬患者と多くの医療面接を繰り返していくことで基本的なコミュニケーションスキルを身につけることを目指しています。 2 実践的臨床スキルを学ぶ 優れた医療面接を行うにはコミュニケーションスキルと臨床スキル両方を満足にこなせなくてはなりません。残念ながら日本の医学教育ではこの臨床スキルのトレーニングも満足にされていません。 なぜでしょうか、日本の3時間待ち3分診療が平然と行われている中で医師は十分な医療面接をすることは不可能に近いのです。 また、そういう現状を当然と思っている先輩医師から臨床スキルを学ぼうとすると短時間では到底できません。 結果として医師は非常に安易に多くの検査に走ってしまいます。これは非常に悲しい現実です。 十分な医療面接(問診と身体所見)でプライマリケア領域の80%以上の疾患は診断できるといわれています。つまり、診断できればそれだけ検査を行わずに治療できるのです。 日本ではなぜそれができないのでしょうか。それは従来の医学教育がコミュニケーションスキル同様、臨床スキルを軽視してきたことがいえます。 テクノロジーが発達し、日本が豊かになり、医師がますます検査ばかりに頼るようになってきてしまった、検査を気兼ねなくオーダーできる環境にさせてしまった日本の医療システムが原因の1つでしょう。 おそらく、各種の血液検査、X線、CTスキャンが開発される前まではこの臨床スキル習得にかなり力を注いでいたことが予想されます。 IMPACTでは現在の医学教育に不足した臨床スキルを補うために模擬患者を使用し、実際の症例をもとにして作った20項目以上のチェックリストを通じて学んでいきます。 一般的な医療面接で求められる臨床スキル(現病歴、既往歴、家族暦、社会暦、嗜好品、服薬リストの取り方など)と疾患特異的な臨床スキル(糖尿病であれば、高血圧、高脂血症、喫煙暦、眼底検査、糖尿性神経障害、糖尿病性腎障害の有無など)を効率よく習得するためには繰り返し、多くの症例を経験する以外には難しいと考えています。 特に、日本の卒前教育では絶対的に患者に対する医療面接の回数が足りません。米国の医学教育では臨床実習を通じて1年間に100回以上、医学生1人で初診の外来患者の医療面接を行う機会があります。 私が滞在した米国医学部では3ヶ月間で50回以上は行いました。日本ではどうでしょうか、私が学生だった頃は一年を通じて10回あったかどうかです。これでは米国の医学生と差が出てきて当然なのです。これが米国に比べると日本の医学生の臨床スキルが低いといわれる理由の1つだと考えています。 しかし、この臨床スキルは繰り返し症例を経験することによって習得が可能なのです。これを実現するためにIPMACTがあります。 IMPACTを数多く経験することによって優れた臨床医に必要とされるグローバルスタンダードな臨床スキルを身に着けることが可能であると信じています。 また、IMACTを通じて世界トップレベルといわれる米国の医学教育で要求されている医学生、研修医のレベルを知ることによって自分の学習意欲をさらに高めることが可能でしょう。 3 模擬患者の視点から医師を評価する IMPACTの特徴のひとつにお互いを違った立場から評価しあえるということがあります。これはもともと模擬患者が十分に確保できない現状を考慮し、ワークショップ参加者がお互いに医師、模擬患者役を交代し、ロールプレイをしたことから始まりました。 驚いたことに多くの参加者から模擬患者として医師役の医学生、医師を評価できてとても役に立ったという感想が多く寄せられました。 つまり、彼らは模擬患者として多くの違った医師の診察を受けることにより医師1人1人の個性や特徴、コミュニケーションスキルや身体所見診察を含めた医療面接スキルの違いを実体験することができたのです。 そうすることで自分にはないコミュニケーションスキルを他の医師役たちから素早く、容易に学ぶことが可能だということが分かりました。 考えてみれば当然のことなのかもしれません。皆さんは今までに患者として医師を受診した回数はどれくらいですか?5回?10回?またはそれ以上ですか? 比較的年齢の若い皆さんは一般的に健康体であり、頻繁に医師を受診する機会は少ないと思われます。また、定期的に受診したとしても同じ医師である場合が多く、様々な医師を受診したという経験は少ないのではないでしょうか? IMPACTでは模擬患者として1日でおよそ5−6人の違った医師を受診します。2―3日間のコースであれば、10人以上の違った医師を受診することになるでしょう。 こう考えてみると数日以内にこれだけたくさんの医師を受診し、個々の医師の医療面接スキルを比較しながら診察する機会は特別な場合を除いてIMPACT以外にないのでないでしょうか? 模擬患者を通じて様々な医師たちの優れたコミュニケーションスキルを学んでほしいと思います。 |
2006年、それは「ファミリーメディスン」が本格的に始動する年です。
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