|Home|サイトマップ|ファミリーメディスン|外来教育通信講座|IMPACTに挑戦|CHATに挑戦|
|米国家庭医研修・見学に挑戦|家庭医コンサルタント|リンク|お問い合わせ|

家庭医・プライマリケア医のためのアメリカ・米国臨床留学への道
それは一つのとても大きな挑戦です

■はじめに

伊藤先生にお会いしてまず始めに聞かれたこと「どうしてここ(スプリングフィールド)に来たの?」。
聞かれるだろうとは思っていたけれど、やはり答えにくい。ぼくも「どうして医療はアメリカを向いているのか?」と日々疑問に思ってきたからだ。
皆のこのアメリカに対する視線が気になりました。実際にどのような医療が行われているのか?そのどこが世界中から注目されうるものなのか?それを少しでも見たいという思いで、今回見学させて頂きました。

■基本的な見学予定は、

1週目:午前hospital rounds、午後clinic見学 2週目:午前、午後clinic見学でした。

以下簡単に実習の内容を一日単位で報告します。

 2 SEP, 2003

朝8時20分にclinic到着。clinicの案内をFoxさんから受ける。その後伊藤先生をfollow。午後はDr. Poosfollow。今日の患者さんは全員女性でした。
初日からdrug abuseの若者、若年者の妊娠、そして予想以上に多いdepression患者さんに出会いました。

 3 SEP, 2003

午前がhospital rounds。午後はclinicの地下でconference。今日はひたすら英語を聞く一日でした。Roundsには3、4年生に加え2年生もobseverとして参加していました。こちらの同級生がどのように勉強しているかも観察させてもらい、お話も聞かせてもらいました。

 4 SEP, 2003

午前はhospital rounds。午後はGirard (prenatal center)の予定でしたが急遽Dr. Nelsonについてnursing homeへ行くことに。
Memorial Medical Center (MMC)の地下の食堂で夕御飯を食べた後、7階のresident roomで勉強していたらDr. Guptaにお産があるかもしれないと産婦人科の当直を見学させてもらいまいした。しかし、その夜お産は無くそのまま部屋へ帰る。

 5 SEP, 2003

昨夜、夜更かししたため午前中のroundsは睡魔と格闘。
午後はDr. Simmons (3年目resident)に着いてclinicを見学。「私は今日Chicagoに行くのよ!」と振り払われそうな勢いで動き回ってました。(実際振り払われ4年生のTimさんに「しっかりしがみつけー」と励まされてしまいました。)英語に自信がないのでmedical recordにざっと目を通させてもらってからinterviewを見学しました。

 8 SEP, 2003

午前、最後のrounds。ワシントン大学からここSIUに来ている3年生がdiabetic ulcerについて20分程説明してくれました。その後CPC午後Dr. Olsonに着いたが、学生に見せられる患者さんが少ないということで三時間半で二人の患者さんしかみられませんでした。

 9 SEP, 2003

一日CCHCの見学。午前中は助産婦のMoose先生、午後はSimmons先生をフォローしました。妊婦さんの検診が多かった。

 10 SEP, 2003

朝8時半からMMC地下の講堂でCultural Competency Workshop。英語のjokeは分かりませんでしたが、コンスタントに笑いがあって会場の雰囲気はなごやかでした。でも寝ている人はいません。言葉からとれる意味は少なかったけれど、一日中飽きずに耳を傾けることができました。

 11 SEP, 2003

午前はDr. Youngfollow10才児の学校検診(ADHDの診断がされていると検診後に聞いたが、20分程の接触では全然分かりませんでした。むしろ静かな感じの小学生だったのですが。)、糖尿病・高血圧の肥満患者さんなど伊藤先生から実習を始める前に確認しておくよう言われていた疾患が勢揃いといった感じでした。午後はDr. Thomasnursing homeへ。

 12 SEP, 2003

午前はDr. SuzewitzfollowしてAcute Care Centerを見学。普段見学しているclinicと同じ建物内にあり主に急性期の患者さんを扱っているのですが、今日は先生一人で次から次にこなして行くという印象を受けました。午後はDr. Poosfollow

■おわりに

 SIUのプログラムとしてはこの見学の受け入れはリクルートもかねている訳で、あいまいな理由で見学させて頂いているとに引け目を感じていました。しかし、これから更にいろいろな医療に触れることによって今回の見学が立体的に見えるようになると思います。まだまだ勉強が足りませんが、さらなる医学に対するモチベーションと得難い経験を頂きました。ありがとうございました。