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家庭医・プライマリケア医のためのアメリカ・米国臨床留学への道
それは一つのとても大きな挑戦です

3/29/02

国家試験の感想ですが、大体みなさんと同じです。特に一般問題が難しかったです。それにしても日本の国試はアメリカの国試と比べると独特の難しさがあると思います。画像問題もエコーからMRIまで基本的な画像が読めないと解けない問題があると思いますし、一般問題などで聞いてくる内容も結構細かいことを聞いてくるんだなあ、と思いました。

アメリカと日本の国試、どちらが難しいかと言えば、それぞれに違った難しさがある、というのが正直な感想です。人によっては日本の国試の方が簡単だという人もいれば、逆の人もいるでしょう。 日本の国試を解いていて思ったのですが、各専門分野の先生が問題を作っているわけですよね。おそらく、その先生は自分の専門分野で最低限これだけはどのドクターにも知っておいてほしい、という気持ちで問題を出題していると思うのです。でもその最低限のレベルがアメリカの国試と比べると、とても細かい気がしました。

その点に関して日本の国試は幅広い知識が要求されるので難しいと思います。
基礎医学的な知識も一般問題では出題されます。それはアメリカではステップ1に含まれています。そして、臨床問題はステップ2の内容です。必修問題みたいな8割とらなければ合格できないといった、別にあってもなくてもよいような問題はスッテプ1,2にはありません。

日本の国試はステップ1,2両方の内容を含んでいるテストで問題数は550問です。でも、まあ必修問題を除いて450問。一方、ステップ1は350問、ステップ2は400問、合計750問。アメリカの国試では750問かけて基礎医学、臨床医学を聞いてくるわけですが、日本の国試はそれを450問でしかも同時に(1回のテストで)聞いてくるわけです。その分、広く浅く勉強すればよいと言われるわけですが、アメリカの国試に比べたら浅いといことはけっしてないだろう、と思いました。